風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

幸福を目指して

私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。出会えなくても、それはしかたのないこと。 フレデリック・パールズ

人生の目的は幸福になることだ。幸福とはなんだろう。静寂、繋がり、暖かさ、信頼、健全な努力、励まし、勇気、笑い、明るさ、朗らかさ。

全ての人と仲良くすることはできない。仲良くできなかったことを否定的にとらえる必要もない。全ては変わっていく。判断せず、裁かず。 忘れること、立ち去ること、別れることさえ幸福への道程だ。助けられない、救えない、分かり合えない。与えることもできない。それならば、しがみつかずに、離れること。

冒頭の引用は、20世紀の精神科医で、ゲシュタルト療法の創設者であるフレデリック・パールズによる「ゲシュタルトの祈り」。

人は皆、自分を大切にし、幸福になるために生きている。自分の幸福を犠牲することを要求される関係に、身を置く必要はない。 お互いがお互いを尊重しあって、ともに幸福でいられるなら素晴らしいことだ。そうでない関係が破綻したとしても、それは仕方のないことなのかもしれない。

「別れ」も、必然であるかもしれない。今は辛くても、悲しくても、幸せへの道程であるかもしれない。さようなら。生きていこう。