風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

暗い妄想から抜けて

なんでこんなにやる気がねえんだろうな。主体性もないし、人と関わりたくもない。本音を隠してるからそういうことになるのかなあ。思い切って本音を出してみなよ。どんな風に行きたい?

そうだなあ、金がどこからか湧いて来て、寝たい時に寝て、起きたい時に起きて、腹減ったら食いたいもの食って、ゴロゴロして、出掛けたくなったら出掛けて、遊んで、テキトーに暮らしたいね、テキトーに。

じゃあ俺にとって友達や、家族って何のためにあるの?

まあ、ぶっちゃけると飾りだな。ブランディング?友達がいる人と思われたい、まともな人だと思われたい、そういう箔を付けるためだな。でもさ、俺がこういう人間だって知ってただろ?てか、お前らもそうじゃないの?何で人と付き合うの?

「いや、そんなこと考えてないけど。普通に人間と付き合ってるんだから、一緒にいる人たちに対する思いやりとか、何かしてあげたいとか、役に立ちたいとか、協力したいとか、仲間意識とか、そういう思いで付き合ってるけど…。」

今まで、他人は他人を冷たく利用するだけで、そこに思いやりや、優しさがあるとは、想像もしなかった。人と話さずに、人は冷たいと、思い込んでいた。でも、多分、違うんだな。どんな人の中にも、優しさや、思いやり、繋がりを求める心、信じる心があるんだな。

気付かなかった。暗い世界にはまり込んで、人間の明るい側面を見ようとしていなかった。頭の中の暗い妄想に支配されていた。

どんな人の心の中にも、思いやりや、優しさはある。不信感を手放して、繋がっていける気がする。