風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

心の底

自分には自己愛しかありませんでした。プライドだけ高く、何もできないのに虚勢を張り、傷つきやすく、常に比較していました。ナルシストですが、力のない、ネガティヴなナルシストとでもいいましょうか。勝てないくせに、自分の中でルールを変えることで、なんとしてでも勝とうとしていました。

自分は助平でした。自分はあわよくば、愛してもらえるのではと、あわよくば自分を満たせるのではと思っていました。手に入れて、取り込んで、支配したいと思っていました。

私は他人を支配したいと思っていました。他人が私のいうことを聞かなかったり、私を傷つけるのは許せませんでした。私の頭の中の脚本に、他人を縛りつけようとしていました。私の心の中には、他人をねじ伏せたいという気持ちがありました。

私は怒っていました。他人が自分に便宜を図らないから、他人が自分のことを特別だと思わないから、怒っていました。私はとんでもなく我儘でした。

私は勇気がなく、卑怯でした。怒った時、不満に感じた時、その感情を相手に伝えず、黙っていました。怒ること、怒りを表現すること、伝えることが、勇気がなくてできませんでした。受け入れられるのか、受け入れられなかった時のダメージを想像して、チャレンジしませんでした。その結果、怒りは消えず、精神を追い詰めました。

私は、私のことを認めてくれない人たちの中で、ずっと過ごしていました。私の欠点を見つけ出し、傷つけ、エネルギーを奪い続けるような人たちと一緒にいました。