風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

安心の回路

1日に何度も何度も不安になるんです。多分、安心を感じる脳の回路が、細いんだと思うんです。不安になると居ても立っても居られなくて、焦るんです。何かしなきゃ、何かしなきゃって。背後から崩れ落ちる橋を、必死に走り抜けるような、そんな気持ちになるんです。

この不安って何なんでしょう。将来が不安なわけではないんです。いや、将来は不安なんですが、この不安は、母親がいなくなった時の不安だと思うんです。分離不安?て言うんですかね。母親がいなくて、寂しい、心細い、安心させてほしい、子どもの頃に感じた不安と同じだと思うんです。

不安になりにくい人は、子どもの頃にたくさん抱きしめられて、安心感を得られた人なのではないでしょうか。抱きしめられて、安心を感じて、脳に太い安心の回路ができているのではないでしょうか。

僕はもしかしたら、そうではなかった。でも、今からでも、安心の回路を太くすることはできるのでは、と思っています。身近にいる誰かに抱きしめてもらえれば、僕の細い安心の回路が活性化するのではないでしょうか。そして、その時の感覚を、一人の時でも、感じ直すことができれば。