風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

誠実

楽器も弾けず、絵を描く道具もないので、文章を書いている。物語なのか、エッセイなのか、詩なのか、書きたいものは分からない。ただ、テーマがあり、形になった文章になっていれば良いと思う。

自分の悩みはミッドライフクライシスなのだろうか。だとすれば、今は成熟の時期ということになる。精神の成熟と、ビジネス、その両方を成し遂げなければいけないのが、辛いところだ。自分の抑圧していることに気付かず、一生を終えられたら、幸せだったのかもしれない。幸せな人生とは、なんなのか、よく分からない。

誠実さ、というキーワードを得た。他人に対して誠実であろうと努めたつもりだったが、自分自身に誠実な生き方をしてこなかった気がしている。他人の顔色を伺って、ありもしない要求を感じ取って、適応しよう適応しようと、自分を偽りすぎてしまった。我慢して、抑圧して、きちんと伝える事をせずに、関係を断絶して、そんなことばかり繰り返してきた。

もっと自分の心に耳をすませて、自分を大切にしてやればよかった。自分に誠実にできて、初めて他人にも誠実になれるのだろう。誠実であるとは、他人を認める、尊重するということなのではないか。ありのままの相手を認めること、ありのままの私をきちんと伝える事。

これからは、自分の心に耳をすませて、何がしたいのか、どう生きたいのか、考えてみたい。分かり合えないかもしれないが、伝える事を放棄しないようになりたい。