風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

自我の確立

周りの人は皆大人に見える。輪郭があって、質量があって、中身があるように見える。自分の意思があるように見える。自分は、砂かゼリーでできている気がする。心細い。他人から少しでもぶつかられると、崩れてしまう気がする。怖い。

他人に入ってきてほしくない。自分も、他人に入り込みたくない。影響を与えたくない。でも、このままではつまらないなあ。もっと他人と関わって心を練りたい。今の心は柔らかすぎる。もっと手を入れて、耕して、弾力のある心になりたい。

中身があるように見える他人も、大して中身があるわけではない。結局、人でしかない…。

「自分は誰とも違う」という事を認めるしかない。自分は誰からも理解されない。自分は自分だけの人生を生きる。だけど、他人をはねのけない。他人の存在を認める。異なる考え方、異なる生き方をしている人が隣にいる。分かりあうことはできないけれど、認めることはできる。