風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

ここにいる

メランコリー親和型

精神的に弱い、そう言ってしまうと、自分に対するイメージが固定されるので、弱いとは言いたくない。ただ、自分の使い方を知らない、生きのびる術を知らない。そのことは、弱いと言えるかもしない。

メランコリー親和型、循環気質、気分変調整障害、回避型愛着、回避性パーソナリティ障害、どんな呼び方でも構わないが、おそらくそういった気質だろう。この気質を矯正しようとしてはいけない。矯正はできないのだ、残念ながら。

苦しみや、不安の原因は、セロトニンが足りない、という体質が原因なのか。脳も臓器なら、それは精神に問題があるのではなく、肉体の問題なのではないか。

他人に心を開かず、冷たく、孤独な道を歩んできた。しかし、安心感、信頼感、受容されること、穏やかで暖かな人間関係、そういったものがなければ、生きていけない体質の人間なのだ、自分は。そして、そのことは、情けなくも、弱くもないのだ。

失ってしまった世界との絆を、もう一度取り戻せるか。他人の中に、もう一度、愛を見出せるか。自分自身が受け入れられていることを、感じられるか。

自分はここにいる。自分はここにいる。あなた方のとの関係性の間、どんな小さな隙間にも、愛はある。私はここにいる。あなたがたとともに、ここにいる。世界に点在する愛に、繋がって、ここにいる。