風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

心の傷を掘り返すのはやめよう

執着を手放すことが大切らしい。別れた人、傷付けられた、裏切られた思い出を手放すことで幸せになれるという。

痛みを手放せず、同じ場所で足踏みをしていることが、自分らしさになってしまってはいないか。古い傷に固執し続けることで、変化を避けてはいないか。

なぜ古傷に固執してしまうのか。治りかけた瘡蓋を剥がして、痛みを確認してしまうのか。今日は今朝からいい気分だったのに、なぜわざわざ古傷を思い出して、暗い気持ちになろうとするのか。

これらは認知の歪みと関係があるのだろうか。物事や人生をどう捉えるかなんて、自分次第だ。楽しく、気楽に生きることもできるのに、あえて今まで通り慣れた思考をなぞってしまう。折り皺がついたように、同じドツボにはまってしまう。その考えは、もう、無駄なのに。役に立たない思考なのに、固執してしまう。

痛みを手放しても、自分でいられる。
流れに身をまかせるように、自由に生きられるだろうか。