風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

何も無いところからはじめる

心の中に空洞がある。主体性がない。常に受け身。やりたいことがない。生きたい生き方がない。

穴わ、覗く。本当の自分の心を見つけて、自分のために生きるために。穴に潜る。手を伸ばす。深く潜る。

穴に潜って、驚愕する。穴に底はなかった。心の奥に、本当の自分はいなかった。何もなかった。空虚だった。空洞だった。

救い出す対象はいなかった。子どもの頃の自分はいなかった。どこまでも暗く、底がなく、ただ落ちていくだけだった。

空虚である。空である。無である。底がない。それを受け入れるしかない。本当の自分はいない。パンドラの箱の底に希望はない。永遠に虚無が続いている。

そのことを覚悟するしかない。何も無いところから、はじめるしかない。