風と緑

慌ただしい毎日を少しだけ忘れて、のびのびと綴っていきたいです

何も与えたくない

好かれるよりも、嫌いになる方がマシ。好かれたらどうせ嫌われるだけだし、好かれても、期待に応えることもできないし。好きにならないでもらいたい。自分には何もできないから、面倒くさいから。がっかりされるのも嫌だから、近寄らないでほしい。 近寄らないでと壁を作り、相手を遮断した後で、相手が離れていくのが寂しすぎる。自分が嫌いになる。自分からは何も与えない、何も関与しない。それでも相手にそばにいてほしい。相手からは追われたい。自分からは出さない。 これが俺の正体なんだ。 絶望も自己卑下もしない。目を閉じて、思い浮かべて、眠るだけ。